白虎隊

新春スペシャルドラマをやっと見た。
白虎隊に関する知識はほとんどなく、悲しい話なんだろうなあと
まあそんななんとなくのイメージだったのですが。
しかしいざ見てみると、えらくあっさりしてましたな。
気持ち的には、泣く準備がけっこう整っていたわけなのですが、
少々肩透かしを食らった感じです。もっと悲愴なドラマに
しようと思えばいくらでもできたと思う。だけどあえてそうしなかったのかな。
待ち構える死、そのものよりも、死へ向かって精一杯生きたところに
スポットをあてたから結果的にそうなったのでしょう。
母と子の関係、残された家族、絆、いろいろと切ないものはあったけどね。


あとは峰治が切腹しかけたけれど「やっぱり生きよう」と
思い直すシーンが、もう少し丁寧にじっくり描かれていたら
よかったなあと思いました。


これもあえて若い子にもわかりやすいようにだと思うんですけど、
セリフもわりと今風の言葉遣いだったりしたので
あんまり時代劇を見た感じはしませんでした。現代(子孫)のシーンも
ちょっとあったし。それと……升毅さんがどこに出てたのかわかんなかったぜ!